ペット防災について

災害への備え、もしものための動物防災

災害は突然起こります。

いざという時、あなたの家族とペットがともに安全に避難できるように、日ごろからの心構えや備えがとても大切です。

「防災といっても準備しておくものがよくわからない」

「災害時はうちの仔と一緒に避難できるのだろうか」

「避難の際、もしもうちの仔が迷子になったらどうすればいいの」

様々な疑問や不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そういった時、下記にあるようなリーフレットやパンフレットが
いざというときの備えを再確認出来るものになると思います。

埼玉県動物指導センターではペット防災についてこのようなリーフレットを配布しています。
2016年(平成28年)4月に発生した熊本地震の際に、ペット同伴の被災者を受け入れるなど、さまざまな活動を行った熊本市内の開業獣医師の先生が提唱している被災に備えた5か条です。

※画像をクリックすると、PDFでご覧いただけます。


動物指導センター(本所)では「ペット動物のための防災手帳」の台紙も発行しています。

飼い主の連絡先、かかりつけ医、誕生日や不妊・去勢の有無、マイクロチップID、病歴、など様々な情報を書き込むことができます。
ちなみに写真にあるのは我が家の猫たちです。
中に飼い主と一緒の写真も入っています。


こちらは環境省から発行されているパンフレットです。

日頃からの備えや災害が発生した時の対応のほか、備蓄品なども優先順位の高い順にわかりやすく記載されています。

パンフレットの中にもありますが、迷子になった時のために迷子札をつけたり、マイクロチップをつけておくのもおすすめです。何より災害時に迷子にならないためにも、脱走防止策を見直し、半外飼いの猫さんなら完全室内飼いに慣らしておくことも、もしもの時の備えになります。

実は自治体により、ペット動物の防災に係る規定が異なります。令和元年10月に猛威を振るった台風第19号は各地に甚大な被害をもたらしました。その後、防災対策が強化された自治体も多く、鴻巣市でも同行避難についてのガイドラインが大きく変わりました。同行避難してきたペットの受け入れ方法など、お住まいの地域のガイドラインを確認しておきましょう。

考えよう!いつもいっしょにいたいから2

【同行避難】

災害の発生時に、飼い主が飼養しているペットを同行し、指定緊急避難場所等まで避難すること。同行避難とは、ペットと共に移動を伴う避難行動をすることを指し、避難所等において飼い主がペットを同室で飼 養管理することを意味するものではない。

なお、「避難所運営ガイドライン」(平成28年4月内閣府)では、「同伴避難」という用語が用いられている。「同行避難」が、ペットととも に安全な場所まで避難する行為(避難行動)を示す言葉であるのに対して、「同伴避難」は、被災者が避難所でペットを飼養管理すること(状態) を指す。ただし、同伴避難についても、指定避難所などで飼い主がペッ トを同室で飼養管理することを意味するものではなく、ペットの飼養環境は避難所等によって異なることに留意が必要である。

【人とペットの災害対策ガイドライン】より抜粋

人とペットの災害対策ガイドライン災害、あなたとペットは大丈夫? 人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>